かいてんのブラサバブログ

Black Survival(ブラサバ)についてのんびり書いていきます。

スア「レオンさんと一日交流です!」

 コメディです。キャラ崩壊注意(特にスア)。
登場キャラはスア、レオン、レノックス、ルク、シセラ、シウカイ、(ハト)です。
台本形式となります。お暇な方は読んでやってください。

 

レオンの自室


レオン「今日は指定された人と一日一緒に過ごせ、か。何でこんなことするんだろうな」


レオン「まあいいか。とっとと済まそう。確か自室のドアの表に誰と行くか貼ってあるんだったな」


レオン「俺が迎えに行かなきゃいけないんだろうか すでにこっちに来てて入れ違いになったらめんどくさいな。」ガチャ


スア「女の子を待たせるなんて恥ずかしいと思いませんか!!!ガシッ


レオン「うわっ だっ、誰だお前


スア「かわいい女の子の腕を掴んで誰だ なんて下手なナンパですか


レオン「いや、お前が俺の腕を掴んでるんだが……それを言うなら逆ナンか


スア「自分が逆ナンされるイケメンと思ってるなんて自意識過剰ですね~」


レオン「お前がナンパ話を振ってきたんだろうが


スア「でも、私、レオンさんはイケメンだと思いますよ


レオン「おっ、おう。ありがと、な でも俺は……」


スア「私ほどじゃないですけどね


レオン「何でそこで張り合った」


スア「こんな無駄話はどうでもいいんでとっとと済ましましょう


レオン「無駄話をはじめたのはそっちだ、って引っ張るな 自分で歩くから って力強 ほどけないズズズ





レオン「結局、30分ぐらい引っ張られたままだったな……」


スア「軽かったですよ」チラッ


レオン「まったく褒めてない言葉、ありがとな」


スア「えへへ~。褒めたら褒め返しなんて、流石女タラシですね~」


レオン「俺もお前もいつ褒めたか あと女タラシはやめろ


スア「あっ、そうです。自己紹介がまだでしたね~」


レオン「スルーかよ」


スア「私は図書館からやって来た悪と正義の美少女、クォン・スアです!!!


レオン「突っ込みどころは色々あるが、とりあえず悪か正義かはっきりさせような」


スア「美少女は認めるんですね


レオン「面倒だからツッコまなかっただけだぞ」


スア「私はここに来る前まで、図書館に来た純粋な少年をAVコーナーに連れ込んで


レオン「オーディオビジュアルな」


スア「それくらいみんな知ってますよ えっちですね


レオン「うるさいっ」


スア「それで、少年に無理やり学習教材に使うDVDを見せるんです しっかり内容を確認して、少年の学習内容に沿ったおススメのやつですね~」


レオン「ありがた迷惑という言葉が一番に合いそうな行為だな」


スア「だから悪と正義なんですよ わかってくれましたか


レオン「正直、スアの事を分かりたいと今日のやりとりで思ったことがない」


スア「ふっふっふ~。名前で呼んでもらえまたよ~。これで一歩前進ですね~」


レオン「俺は二歩ぐらい後退したがな」


スア「それじゃあ三歩ぐらい踏み込むために今日のやることをやっちゃいましょうか」


レオン「やること ただ一日一緒に過ごすだけじゃないのか


スア「普通の日常を過ごすだけじゃないですか~ そんなのツマラないですよ~」


レオン「もう既にツマラないとは程遠い人物が目の前にいるんだが」


スア「ありがとうございます


レオン「褒めてはないぞ


スア「それで、一緒に過ごす人の特技とか、才能とかを見せ合って仲を深めよう。ですって」


レオン「ああ、それで港に来たんだな。確かに俺は良く港で泳いでいるが……。それより水着やゴーグルがないぞ


スア「それならここにありますよドサッ


レオン「用意がいいな……って、これ俺のじゃないか いつ俺の部屋に入った


スア「…… レオンさんが今日開けてくれたじゃないですか。とっとと済まそうか。とか言いながら~」


レオン「いやお前を招くためではないし……そういえば、もしかして俺の部屋を見たか


スア「いえ。空いた瞬間目にも止まらぬ速さで水着とか取ってきて、何事もないようにレオンさんの腕ガシッってしたので見てませんよ


レオン「その無駄に素早い行動はどこで身についたんだよ……」


スア「司書になるための必須特技なんですよ


レオン「修羅の世界の司書だな、それは」


スア「まあまあ。ちゃちゃっと着替えてシュババッと泳いじゃってくださいな」


レオン「シュババッって走ってるみたいだな。まあいいか。どうせやめられないし」


スア「やめられないっグイッ


レオン「うわっ


?????「止まらないっズイッ


??カルビー


三人「か〇ぱえびせん!!!!!


鳩<カルビ


三人「いえーい」ハイタッチ


レオン「レノックス ルク あとスア お前らいつ結託した あといつからここに居た


レノックス「レオンが『結局、30分ぐらい引っ張られたままだったな……』って呟いたときからかな」


ルク「それで俺が偶然拾った未開封のかっ〇えびせんを見せたっすね」


スア「あとはアイコンタクトでこの流れしようって伝えたんですよ~」


レオン「アイコンタクトはそこまで便利なものじゃないと思うぞ」


鳩<クルッポ


レオン「あとあの鳩がカルビーって泣いたの俺は聞き逃さなかったからな。今更クルッポーなんて鳴いても


ハト「よ、呼んだ」ニュッ


レオン「呼んでない 帰れ


ハト「ひぅ ご、ごめん、帰るから」タッタッタ


ルク「お嬢さん方~。今の見ました」ヒソヒソ


レノックス「ああ、女に怒鳴ってイジメていた惨めな男がいたな」ヒソヒソ


スア「私、あんな風にイジメているレオンさん初めて見ましたよ~」ヒソヒソ


ルク「もしかしたら、好きな子はイジメたくなるタイプの男かもしれませんね~」ヒソヒソ


レノックス「なるほど」ウンウン スア「なるほど」ウンウン


レオン「お前ら、ちゃんと聞こえてるからな


三人「ゴメンナサーイ」


レオン「めちゃくちゃ心がこもってない謝罪、ありがとう」


ルク「まあまあ、かっぱ〇びせんでも食べましょー」サッ


レオン「一応ゴミなんだろ 広い食いして大丈夫なのか


レノックス「密封されてたから大丈夫だろう。賞味期限も来てないし」


スア「農家が収穫のときにポテトチップスとかの袋が紛れてて食べたってこの前読んだ漫画に描いてましたよ~」


レオン「そうか。……ん、うまいな」サクサク


スア「喜んでもらえたら茶番やったかいがありましたね


レオン「茶番には喜んでないぞ」


ルク「それじゃ、レオンも来たことですし、ちゃちゃっとやっちゃいますかー」


レノックス「ああ、そうだな。それじゃあレオン、早速だけど着替えてきてくれ」


スア「女の子に見られながら着替えたいって趣味ならここで着替えても構いませんよ


レオン「…… 何をやるんだ とりあえず向こうの陰で着替えてくるぞ」


スア「スルーですか」




着替えてきた


ルク「おおー。結構イイ体してますねぇー」


レオン「ルミア島に来てからも鍛錬はかかさずにやってるからな」


レノックス「よし。こっちも準備ができた。レオン、今日やってもらうことを説明するぞ」


レオン「おう」


レノックス「スアが」


レオン「不安しかないんだが……」


スア「失礼ですね せっかく人が今さっき考えたとゆーのに


レオン「そういうところだぞ」


ルク「ところでレオンさんや、ルミア島の港にはちょっとした有名な事象が起こるんすよ」


レオン「なんだ 確かにこの島は色々と不思議なこともおおいが」


ルク「それはですねぇー。なんと この港にはマグロが打ち上げられる これはホントですよ


レオン「……は マグロって、あのマグロか」


レノックス「アタシもよくここで釣りをしてるけど、たまーにマグロ見るんだ。まだ一度も釣り竿にかかったことはないけど」


スア「そこで私たち4人の力を使ってマグロを釣り上げようって魂胆です


レオン「なんか嫌な予感がしてきたぞ……」


ルク「俺が港を掃除して使えそうな器具とかエサとか拾ってきて」


レノックス「アタシが、自身はないけど釣り上げる役で」


スア「私はみなさんに知識を授ける役割で」


レオン「それ何もしてなくないか」


スア「んまあ 私にはこの『サルでもわかるマグロの全て』があるんですよ 抵抗しないでもらいましょうか


レオン「抵抗する気もないし……。というかなんだそのタイトル」


ルク「おっ、今何しても抵抗しないって言質とれましたねぇー」


レノックス「それじゃあレオン。海に入ってマグロを釣り竿に誘導する役よろしく頼む」


スア「レオンさん頑張ってください 私はかっぱえ〇せん食べてますから~」


レオン「なんだその役!? 本当にいるのか!? というか人間がマグロを誘導できるわけないだろ!?


ルク「まーまー。抵抗しないんすよね じゃあちゃちゃっと入ってくださいなー。男らしくないっすよ


スア「ちなみにここに打ちあがるマグロは1メートル以下のものがほとんどなので安心してください


レオン「クソッ。ああもうやってやるぞザバーン





10分後


レノックス「おーレオンの奴、上手い事やってるっぽいな」カッパビセンイル?


ルク「流石、腐っても水泳選手ってやつですかねぇー」ンジャイッポ


スア「私が見込んだだけはありますね~」オイシイデス~


レオン「プハァ はぁはぁ。おいそこでかっぱえ〇せん食ってのんびりしてる三人 なんかマグロっぽい回遊している群れを見つけたぞ どうすればいい


スア「えーっと、今読み上げますね『サル並みの知能しかない諸君らに説明すると、一本釣りの場合は、マグロの餌になる魚をばらまいて釣るのが一般的だ』だそうですよ


レオン「おい、その本は常にそんな感じなのか


ルク「おっ、そんじゃここに大量のワカサギが転がってるからそれ使いましょっか」


レノックス「なぜか最近ワカサギが大量に釣れるんだよな……。ホントはサンマとか釣りあげてたいのに」


スア「んじゃレオンさーん マグロがレオンさんに求愛行動してきたら合図してくださーい ワカサギばらまくんで


レオン「なんかわかりにくいが、要するにそっちに行ったら合図しろってことだな」


レオン「って、こっちに突っ込んできた まて 俺は旨くないぞ 食うならあっちのsガボゴボ


ルク「よし レオンを餌にマグロがこっちに来ましたっすね」ワカサギドバ


レノックス「あとはアタシの腕にかかってるってわけだ」


スア「レオンさんの死を無駄にしてはいけません 弔い合戦です


レオン「死んでないしお前らが餌にしたんだろーが 何が弔い合戦だガバッ ケホケホ


スア「レオンさん せっかくのマグロがレオンさんに行っちゃうので少し静かにしてください


レオン「おい、ってホントに来た クソッ」ザブ


レノックス「…… かかった クソッ、中々引きが強いな」


ルク「レノの姐さん、手助けはいりますかい


レノックス「いや、いい。ここはアタシ一人でやりたいんだ」


スア「マグロも暴れてたのがちょっとずつ大人しくなってきましたよ~」


ルク「あとちょっとすねぇー。油断は禁物ってやつですか」


レノックス「ああ。最後まで気を抜かないのが……。釣りってもんだよ


スア「あっ マグロの頭がちょっと見えましたね


レノックス「……。ん、やぁ!!


スア・ルク「マグロだーーー!!!


レノックス「やるじゃん アタシ ルクもスアもありがとうな


ルク「いやいや~。レノの姐さんがほぼ一人でやった成果っすよ」


スア「そうですよ お礼を言われるほどじゃないですって~。……ところで、何か忘れてるような


レオン「」チーン


三人「あっ」





レオンは無事 救出されました


レオン「……お前ら、何か申し開きはあるか


レノックス「いやさ、レオンも頑張ってたと思う、よ


ルク「ついつい姐さんの釣りで盛り上がっちゃったすねぇー」


スア「計画通りだったからよかったじゃないですか


レオン「計画ってあれか 俺が生け贄になることか


レノックス「まあ、このマグロを食べられるからいいんじゃないか うん、きっとそうだ」


レオン「俺はこのままスルーしていのか 俺の尊厳がだんだん無くなっていく気がしてならない」


スア「大丈夫です レオンさんにはちゃんとツッコミ役って尊厳があります


レオン「お前がボケるからだろ あとツッコミだけが生きがいみたいに言うな


ルク「ハイ、それじゃあレオン渾身のボケいってみましょー 


レノックス「」ワクワク スア「」ワクワク


レオン「えっ、ちょ、ちょ ……ニャ、ニャー


レノックス「かわいい」 ルク「かわいい」 スア「かわいい」


レオン「うるさい!!!





村会館の玄関


レオン「説明もなく村会館まで来たが、ここで何をするんだ また俺はムリをさせられるのか


スア「いつでも泰然自若としている男がモテますよ


レオン「ドーンと構えてたらさっきは死にかけたからな」


スア「ちょっとは私を見習ってください


レオン「スアのどこが落ち着いてるというんだ……」


スア「落ち着いて四字熟語使うとこですかね~」


レオン「めちゃくちゃ頭悪そうな発言だな」


ルク「おっ、もう待ってますねぇー。凄腕料理人さんやー。お探しのもん、持ってきやしたぜ」


レノックス「こいつを見な」マグドーン


シウカイ「バカヤロウ マグロを持ってくると聞いていたが、生のままだと鮮度がおちるじゃねえか


レノックス「安心しなシウカイ。これはさっき釣ったやつだ。むしろ新鮮なマグロだ


ルク「ついでに打ちあがってたやつでもないっすよー」


スア「とりあえず約束は果たしたんで美味しいお料理お願いしますね~」


シウカイ「おう 任せとけ。お前らはそっちで病人の女と料理を待ってろダダダ


レオン「ちょっと待て。シウカイとスアはいつ約束したんだ


シウカイ「ごちゃごちゃうるせえ いいから待ってろ


スア「まあまあ。細かい事は気にしない方が将来ハゲませんよ


ルク「司書のお姉さんは意外とアグレッシブですからねぇー。中々侮れないっすよ」


スア「えへへ~。皆さんが幸せになると、私も幸せになりますから。そのためには何だってやっちゃいますよ


レノックス「ハゲるの気にしてるなら海草がいいらしいぞ。アタシがよく釣りあげるから今度分けようか


レオン「いらん あとスアは俺の幸せについてもっと配慮しろ


ルク「おーっ。これはまた、大胆な告白ですねぇー。レノの姐さん、どう思いますかい


レノックス「きっと、振り回されてるうちにそれが心地よくなったんだよ。組織でもそういうカップルを見たことがあるな」


スア「私、磯臭い彼氏はちょっと……」ドビ


レオン「そんなにドン引かれると傷つくぞ」


スア「冗談ですよ~。レオンさんは(ツッコミ役として)大事な人ですよ~」


レオン「なんだその行間」


ルク「イチャイチャはいいっすけど、中に入りますよー。病人のお嬢さんが待ちくたびれてカワイソウっすからね」


レノックス「ああ。きっとこの二人見せれば退屈はしないだろうからな。とっとと入ろう」


レオン「お前らも少しはツッコミに協力してくれてもいいんだぞ


スア「私は優しいので協力してあげますよ


レオン「言ってるそばから負担増やしに来た奴が言うな」





村会館、食卓


シセラ「…………あっ」


レノックス「シセラ。体調は大丈夫か


シセラ「…………平気」


ルク「マグロですからねぇー。お昼はごちそうっすよ


スア「もし元気がなくなったらレオンさん見てくださいね 水泳選手なんで」」


レオン「水泳選手はそんな万能な職業じゃないぞ」


レノックス「料理ができるまで暇だな。ポーカーでもするか。ルールは大丈夫か


ルク「前病人のお嬢ちゃん含めてやったときは、ボコボコにされちゃいましたからねぇー。今回は勝って見せますよっ」


シセラ「…………偶然、手がよかっただけ」


スア「ふっふっふっ。私は人の気持ちが読めちゃいますからね~。意外とこういうのは得意なんですよ~」


レオン「ポーカーか。あんまりやったことないが、ルールぐらいは知ってるぞ」


レノックス「ドローポーカーじゃなくて、テキサスホールデムだが大丈夫か


レオン「なんだそれは」


スア「ここは私の持ってる本『サルでもわかるポーカー』の出番ですね


レオン「サルでもわかるってのはシリーズか


スア「『各プレイヤーに2枚のカードが表を伏せた状態で配られてゲーム開始となる。カードが配られたら、ベットラウンドが開始する。このラウンドは「プリフロップ」と呼ばれる。プリフロップでの賭けが終わった段階で、2名以上プレイヤーが残っている場合はディーラーは表向きに3枚のカードをテーブルに出す。フロップのベットラウンドが終わると、ディーラーは更に1枚の共通カードを開く。同様に、ターンにおけるベットラウンドが終了すると、ディーラーは最後の1枚となる共通カードを開く。このカードを「リバー(またはフィフス・ストリート)」と呼ぶ。2名以上のプレイヤーが最後の賭けを終えて残っている場合は、ショーダウンを行う。ショーダウンとは、プレイヤーの手元の2枚と場に出た5枚のコミュニティ・カードの中から、もっとも強い5枚の組み合わせを用いて、手の強さを競うことである。』……ですって


レオン「おい、wikipediaからの引用っぽいぞ。その本どうなってるんだ。あと専門用語が出てきて分かりにくい」


レノックス「まあやっていったらわかるさ。それじゃあ、早速ゲーム開始だ」




ポーカーダイジェスト


スア「ポーカーはいかに相手を下ろすかですよ」レイズ


レオン「クソッ、後1枚スペードが捲れれば……」フォールド



スア「後はどうやってカモを見つけるかですね」フルハウス


レオン「……」フラッシュ


レノックス「めちゃくちゃカモられてるな、レオン」


ルク「司書のお姉さん、さっきからめちゃくちゃ強気ですからねぇー」


シセラ「…………笑顔が、怖い」



レノックス「よし ブラフ成功だ」ワンペ


ルク「あちゃー。うまく降ろされちゃいやした」フォールド



シセラ「…………オールイン」


レオン「うわっ、スアが降りたと思ったら今度はシセラか。……降りるぞ」フォールド


シセラ「…………ふふっ」ブ


スア「ブラフでレオンさんをやり込めたときが一番気持ちいいですよね


レオン「俺限定かよ」


ルク「でもレオン。これでぶっちぎりの最下位っすよ」


レノックス「今から罰ゲームでもつけようか


レオン「負けようがないから罰ゲームとか言い出すのは卑怯だろ



シセラ「…………オールイン、します」


スア「うーん。受けちゃってもいい気がするんですけど……」


ルク「ダントツトップですからねぇー。司書のお姉さんは」


レノックス「シセラと2倍以上、チップの差があるんだろ


スア「受けちゃいます」コール


シセラ「…………上手くいった」ストレート


スア「真ん中2枚を持たれちゃってましたか、悔いなしです」スリーカード


レオン「これでチップ逆転したか」


レノックス「やっぱりシセラは強いな。ポーカー。」


シセラ「…………たまたま」






スア「さて、シセラさんにトップとられちゃいましたし、次のっと。とと、これは、もしかして」ダダダ


シウカイ「お前ら 行儀よく待ってたか 俺の料理をよーく味わって食え


スア「おおー。鉄火丼ですか~。美味しそうです


ルク「コメはこっちに来てから食べたことありますけど、生の魚は大丈夫なんですかねぇー

レノックス「おおっ 見たことない食べものだけど、うまそうだな~流石シウカイだな


レオン「鉄火丼 聞いたことないな。本当にうまいのか


シセラ「…………食べきれなさそう」


シウカイ「ごちゃごちゃうるせえ いいから黙って食え。 安全と味は保証してやる」


スア「鉄火丼は簡単に言うとお寿司の亜種ですよ マグロの亜種であるレオンさんと同じですね


レオン「俺がいつマグロの亜種を名乗った」


シウカイ「俺はマグロのだしをとって茶漬け作ってくるから楽しみにしてろダダダ


レノックス「それじゃ、食べてみようかな……おおっ、やっぱりうまいなパパ


ルク「レオ……お寿司の亜種なだけあってめちゃくちゃうまいっすねぇー」モググ


スア「やっぱり、レオ……マグロだけっていいですね 海鮮丼とはまた違う贅沢を楽しんでる美味しさですパクモグ


レオン「ルク、スア。お前ら聞かなかったことにしてやるから食べてるもん半分よこせ」ガガ


シセラ「…………レオン、美味しい」モキュモキュ


レオン「シセラ、お前だけは味方だと思っていたのに……どうして……」


スア「変なこと言いますね~。私だって常に味方してたじゃないですか~」


レオン「スアが今日一番の敵だってことを俺は忘れてないからな」


シセラ「…………冗談って、こんな感じ」ヒソヒソ


レノックス「大体あってるな。あとはスアの6割引きくらいでやっていくと丁度いいかもしれないな」ヒソヒソ


スア「6割引きじゃなくて0割引きでもいいんですよ~」ヒソヒソ


ルク「人気者ですねぇー。レオンは」


レオン「ルクがいいならすぐ譲ってやるぞ」


ルク「いや、オレはいいです」マガ


レオン「真顔で返されると普通にへこむな……。そういえばシセラはポーカーとかよくやるのか 正直そんなにやってそうには見えないが」


レノックス「あれが悪い大人の例である露骨な話題そらしってやつだ。大体自分が旗色悪いときにつかうやつだなー」


シセラ「…………話題そらし、ダメ」


レオン「悪い大人ってのはな、スアみたいな周りを振り回す大人のことを言うんだぞ」


スア「私が振り回してるのはレオンさんだけですよ 感謝してください」


レオン「それだとむしろ俺が感謝されるべきじゃないか


ルク「オレも病人のお嬢ちゃんがなんでポーカー強いのかは気になりますねぇー」


シセラ「…………むかし、お医者さんに勧められた」


レノックス「変な医者もいたもんだな。患者にポーカー勧めるなんて」


シセラ「…………でも、こうしてみんなと遊べたから、満足」


レノックス「ああ、次は港の方まで行こうか 釣りでも楽しもうじゃないか


ルク「ポーカーだけじゃなくてもっと別の遊びも楽しみましょう


レオン「俺も、ボコボコにされたが楽しかったぞ」


スア「次までにレオンさんを育てとくのでポーカーでも、それ以外でもまた遊びましょう


シウカイ「おいっ 俺の鉄火丼はどうだったか って、なんだこの空気は 妙にしんみりしてるじゃねえか。俺の料理がって、全員完食じゃねえか。いったいどうした」


五人「ごちそうさまでした」


シウカイ「おおっ、ってまだ茶漬けがあるって言っただろうが いいからこれも食え





夕方


スア「なんだかんだでみなさんと別れて、研究棟の近くまでやってきましたね~」


レオン「ドタバタした一日もようやく終わりだな」


スア「もしかして、別れたくないって意味ですか それならちゃんと言うべきですよ


レオン「一刻も早く部屋に戻って落ち着きたいってのが本音だ」


スア「ふっふっふ~。この悪と正義の美少女の勘がこのままレオンさんを返すなって告げてますよ


レオン「その設定まだ生きてたのか。てっきり一発ネタかと思ったぞ」


スア「と、いうわけで今日一日頑張ったレオンさんにプレゼントです


レオン「プレゼント そんなものいつ用意した……って、これ俺が着てた水着じゃないか 俺のものを俺が貰ってどうする


スア「私の手を通したことで価値がなんと50倍に


レオン「なるわけないだろ」


スア「50ペラが2500ペラに


レオン「元の価値安すぎないか あとペラって何だよ」


スア「それじゃっ、また次もよろしくお願いしますね~」


レオン「スルーかよ。というか次 次もあるのか 足早っ ちょっと待て、説明しろ


レオンの自室


レオン「あのあと研究員に報告しに行ったら妙に生暖かい目で見られたし、まったく、今日はなんだったんだ」


レオン「水着でも洗うか。……ん 何か紙が挟まってるな」


紙『レオンさん 今日はどうでしたか せっかくマスコミとか親御さんとかいない環境なんですし、もっと自分に素直になってもいいんですよ


レオン「あいつは……。いつこんなもの仕込んだんだよ……」


レオン「素直に、か。……こんな俺でも自分に素直になっていいのか


レオン「こんな、人形やら置いてある部屋の、俺でも……」


紙『追伸』


レオン「こんな短い手紙に追伸とかいらないだろ」


紙『村会館の生地と工場のガラス玉でできる人形、今度可愛さがナーフされますよ


レオン「なんの話だ って、もしかして、バレてるのか


紙『追伸の追伸』


レオン「追伸が本文より長いぞ」


紙『扇子持ってうちわにしないんですか???


レオン「余計なお世話だ!!!!!!


シーン


レオン「……」


レオン「まあでも、今日は楽しかったな。うん」


隣の壁<ワタシモタノシカッタデスヨ!


レオン「今、何か聞こえたような」


隣の壁<キノセイデスヨ!


レオン「スア!!!!! お前隣の部屋だったのかよ!!!


隣の壁<ココカベウスイデスカラネ~


レオン「そういう問題じゃねえ!!!


おわり